2017/02/24

なんかこのブログって「試合について」か「サッカークラスタに物申す」みたいなことしか書いちゃいけない感じに自分でしちゃってたんですけど、もう一個の音楽ブログをちゃんと書きはじめて、もっと自由にやっていこーって思ったので今日見た夢の話を小説風にお届けします。タイトルでもう全部終わってるし、別に面白い話じゃないです。
突然のオファー
今年でもう、48歳になる。一人息子はもう社会人だが、学生のころから一人暮らしをさせているので、長らく妻と二人の時間を過ごしている。「誰でもできるが、誰かがやらなければいけない仕事」を生業としているからか、なにをするにも気力がでない。自分でなくてもいいだろう、誰かがやるだろう、という気持ちを、26年間抱き続けている。就職してすぐのエネルギーに満ち溢れていた記憶も、頭髪と同じようにすっかり薄くなった。
「今日もまた、いつもの仕事か……」
ただただつまらない、ただただ同じような作業が続く毎日。うんざりしていることにもうんざりするような繰り返し。ため息でも吐きたくなるが、そんなことをすれば妻に怒鳴られる。妻との関係は悪い。自分がサッカーのいわゆる”サポーター”であることをよく思われていないからだ。付き合っている間に洗脳できなかったのが痛かった。スタジアムに連れて行ったことは何回かあるが、そうこうしているうちに子どもができ、洗脳どころではなくなった。
ため息を飲み込みながら玄関のドアを開ける。「いってきます」なんてもう何年も言っていない。
するとそこには、こちらが一方的に知っている日本人と外国人が立っていた。
日本人は高橋悠太。ジェフユナイテッド市原・千葉のGM(ゼネラル・マネージャー。同名の役職でもクラブによってさまざまな役割があるが、ジェフの場合はトップチームの強化に関する責任者のようだ)。外国人はフアン・エスナイデル。ジェフの監督。”こちらが一方的に知っている”、というのは、当然この2人とは知り合いでもないし、話したこともないし、会ったこともないからだ。応援しているクラブのスタッフで、写真も出ているから顔を知っている、それだけ。
ジェフの懸賞かなにか、応募したっけ……?監督にサインもらいたいな……なんでGMも一緒に……?
混乱する脳に、さらに混乱する情報が叩き込まれた。
「やっと見つけた。あなたを探していました。ジェフを、救ってください」
続かない。
このあと、仕事を辞めなきゃいけない葛藤とか妻との修羅場とか加入の意思を固めて指定された場所に行ったら建物の壁一面「ウェルカム○○(本名)」みたいなでけえ文字書いてあってドン引きしたりとか自分の姿を見つけて加入してくれることを悟った高橋GMが号泣し始めたりとか息子もジェフに加入してきたりとかいろいろありましたが、「俺、なんでこんな文章書いてるんだろう?」って気持ちが私の心の中のコップから溢れ出したためここまでとさせていただきます。
ちなみにポジションは右のサイドハーフで、スピードに期待しての獲得だそうです。僕はサッカー未経験者どころか運動未経験者です。全く意味不明。
あと夢の内容は半分フィクションです。いや夢だから全部フィクションなんだけど、半分フェイクです。高橋GMが号泣してたのは本当です。本当に夢です。