2017/02/24

こにゃにゃちわ。ジェフユナイテッド市原・千葉サポーターのINUUNITED(@inuunited)です。
いやあ、バズりました。新しく始まったDEAR Magazineっちゅーウェブサッカーメディアで一筆書かせていただいた『サッカー特別好きじゃない僕が、スタジアムに行き続ける理由』の話です。まだ読んでない方は読んでいただかないとここから先で書いてあることが意味不明ですのでよろしくお願いしますね。(宣伝)
今数えたんですが、僕のアカウントでの告知ツイートが445リツイート。日本サッカーサポーター界で最多のフォロワー数を(多分)誇るUGさんがツイートしてくれたのが383リツイート。水戸市植物公園という公共施設なども反応してくれて52リツイート。その他200件近くの紹介ツイートをいただき、総計1000件くらい拡散された模様です。Facebookでも同じくらい拡散されてたり、はてなブックマークは26件。僕みたいなインチキサポブロガーが書いた文章にしてはもの凄いバズでした。
反応には可能な限りリプライを書いたのですが、ここまでバズると思ってなかったので軽い気持ちで始めました。「ワイの告知ツイートが30~40RTくらいされて、1000PVくらいいけばいいかなー」とか思ってました。10倍の反響。すぐ後悔しました。いくらリプライしてもすぐ流れるリツイート告知。リツイートした次のツイートで感想を書いてくれる確率の高さ。(そのツイートに対してリプライを送る)「俺はいったい何と戦っているんだ……」いつしか、僕の目の前をティンカーベルが飛んでいました。ネバーランドへ連れて行ってくれ!そう願っていました。自分で書いてて意味不明ですが、そのくらいバズったんです。
ということで、せっかくバズったので「なぜこんなにバズったのか」という原因を分析しつつ、この記事を書いた理由とかにも触れていきたいと思います。本文より長い解説文のはじまりです。
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目次
バズった原因その1 Jリーグファンは、寂しかったし悲しかったから
まあ最初に書いちゃいますが、これがバズった理由の5割か6割くらい。僕が書いた記事は、中村慎太郎さんのJリーグを初観戦した結果、思わぬことになった。を僕の目線で書いたようなもの。「多くのJリーグサポーターが言いたかったけどうまく言語化したりできなかった部分を書けた」ってところが共通していたと思うのです。本家は2日間で10万PVというとんでもない数字を叩き出したようですが、こちらは多分その10分の1くらいでした。や中凄。
実は以前、このブログでオマージュを書いたことがあって。こちらもなかなかにバズりました。


ということで、こういう内容を書けばある程度の共感を呼べることはわかっていたのです。(規模の大きさが全く予想外だった)
ころから
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まだ読んでないならこの本買って読んでほしいのですが、第5章のタイトル『Jリーグファンは寂しかったし、悲しかったのではないか』。これ。Jリーグファンはみんな寂しがりやなのです。ほんとに。なんとかしてJリーグファン以外にも、自分たちが何に熱狂しているのかをわかってもらいたいって気持ちがある。
だから、僕の記事に対して「サッカー興味ない人にも読んでもらいたい」ってリアクション、結構ありました。でもやっぱさすがにそこまでは届いてないんですよね~。。プロ野球とかバスケ、ラグビー、アメフト、フィギュアスケートなどのファンの方には何人かリツイートしていただけましたけど、そこ止まり。サッカー興味ない人にもっと届けるにはまた違うアプローチが要るのかな~とは感じました。
バズった原因その2 異世界の考え方を持ち込んだから
多分これが2割くらい。今まであまり見たことのない考え方が混ざってたから「おっ、これは面白いぞ」って思ってもらえたのではと。
記事で語ってる勝ち負けにこだわりすぎないという部分は、さすがにもうみんな気付いてる。サッカーには引き分けがあるんで平均勝率は確実に5割を下回るし、優勝できるクラブは各カテゴリ1クラブだけ。ほとんどのクラブは「期待した通りの成績を残せない」わけです。それはもうシステムとしてしょうがない。
地元愛云々については、結構昔から言ってる人いたと思うんですよ。Jリーグは当初から地域密着って言ってますから、発想としてサポーターも結び付けやすかった。ある調査によると、サポーターをやってる理由で「地元だから」って回答が65%ってデータもあったりしたみたいで。
それに対して記事の後半部分、チケット代の価値は90分間だけのものではないという切り口は、まだそんなに浸透してない考え方だと思います。これはマーケティング用語に経験価値ってのがありまして、そこからの発想です。経験価値とは、商品そのものの物質的価値ではなく、そこから生まれる感動や経験という価値のこと。
僕はマーケティングのプロではないので理解不足や曲解は申し訳なのですが、サッカーの場合で言うと商品そのもの=試合を見る権利で、ピッチ外のこと—得点が決まったとき周りの観客と肩を抱き合って喜ぶとか、負け試合の帰り道にみんなが「次の試合は勝つぞ」って意気込んでる様子とか、マスコットと撮った写真をインスタグラムに投稿して学校の友達が「カワイイ!私も撮りたい!」「じゃあ次の試合一緒に行こうよ~」ってやり取りするとか、そんなようなことが経験価値といえるんじゃないかなと。(厳密にはいえない気もしますが、他の用語があったら教えてくだせえ……)
んで、最後のインスタグラムが~って話とか、ツイッターとかのSNSでの「共有」って話もイマドキっぽいですけど、ネットがなかった時代だって共有の楽しみってのはあったわけですよ。「昨日ごっつええ感じ見た?あのコントすげー面白かったな!」って、それも共有による経験価値だったと思います。ですから昔から概念は存在してた。ただ、それを表す言葉がなかった。
……みたいなことを考えてチケット代の価値は90分間だけのものではないの項を書きました。僕より断然こういう分野に詳しいプロの方々が、もっと深く言及してくれるといいな~と思っております。ご連絡お待ちしております。
バズった原因その3 INUUNITEDツイッターアカウントに”信頼感”があるから
はい。手前味噌です。バズった理由の1割くらいだと思いますが、我がツイッターアカウントは信頼感がすごいのですよ。といっても、僕がすごいという話ではございません。フォロワーの方々との信頼関係といいますか。
そもそも去年の4月にブログとツイッターを始めてから今まで、こんな感じでうだうだとJリーグに関する文章を垂れ流してきたわけですが、その間に増えてきたブログ読者やフォロワーのみなさんは「INUUNITEDがどんなことを書くか」っていうことをもうわかってるわけでえすよ。
ほんと自分で書くのはアレですが、いきなりブチ切れて個人攻撃とかは基本的にしない。冷静に分析して、いろんな価値観を尊重して、その上で自分の意見を書ける、みたいな感じに考えてくれてる方が多い(と思う)んです。
そんな感じでツイッターをずっと運用してると、「Jリーグに関しての冷静な意見を欲してる人」がフォロワーに増えてくるわけです。多分フォロワーの平均年齢めちゃ高いと思いますし、感情的に物事を語る人の割合も低いと思います。なので、フォロワーの需要にドンピシャな記事が投下されたので、ものすごくウケたということはあるのではないかなと。
あと、INUUNITEDとしてブログ以外で文章書くの初めてだったと思うんで、そのご祝儀的なとこもあったかも。
その他&まとめ
……という3つの理由以外に
- UGさんや村上アシシさんなど、有名アカウントの方々が即反応してくれた
- 新しいウェブサッカーメディアへの期待感
- 記事タイトルが興味を引くものだった
などが挙げられますね。特に最初のが大きい。ほんとありがとうございました。
タイトルも内容もディアマガジンの編集長に校正受けてすごくよくなったので、やっぱ校正大事。この文章は1人で書いてるのでうんこっぷりが際立つでしょ?僕だけだったらこんなもんです。
逆に記事の内容に隙がなさすぎて、クソリプとか1つも飛んでこなかったんですよ。というかツイッター上では否定意見さえほとんど見つからなかった。「自分の価値観とは違うけど、ワカル」ってのは何件かありましたけど、自分の価値観と他人の価値観をきちんと区別して考えられる方にリアクションいただけるのは嬉しかったですねえ。
エゴサーチ不能なFacebookではもしかしたらめちゃくちゃ叩かれてるかもですが……
1つ気になるリアクションがあったのですが、Jリーグはこういう部分をもっと広めるべき→やってるはずですが、超難しい。
僕たちが感じている興奮って、言葉では説明しづらいんですよね。伝えられるようには頑張りましたけど、記事読んで「面白そう!Jリーグ行ってみよう!」って人は正直あんまりいないんじゃないかと。。実際来てもらって、体験してもらえさえすれば、「こういうことだったんだ!」ってなるとは思うんですけど、ファーストアプローチとしてはキツい。だから芸能人の起用とか他メディアとかのコラボがめちゃ大事になるわけで。
なのでサポーターとしては、「いいから1回来い!チケ代出すし!」みたいな感じで、とにかく友達を連れて行くっていうのが一番いいのかもしれませんね。来てもらうのが一番難しいから。
てな感じで、今後もそこそこ役立つ記事をそこそこの頻度で書いていけるよう頑張ります。
ということで、サッカーメディアに風穴を空けるであろうDEAR Magazineをどうぞよろしくお願いいたします。僕も第2弾記事を執筆中であります。(露骨な宣伝ですが自主的に行っているものであり、私の秘書含め裏金等は受け取っていませんのでご安心ください)