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僕がなでしこリーグを観に行く11個の理由

僕がなでしこリーグを観に行く11個の理由

こんにちは。Jリーグのジェフユナイテッド市原・千葉を応援している犬ブロガー、いぬゆなです。

今日はなでしこリーグについての記事を書きますです。

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目次

なでしこリーグは間違いなく面白い

いきなりですが、まずみなさんに訴えたいことがこちら。

『ワールドカップでなでしこジャパンが躍進したし、彼女たちの頑張りに報いるために大して面白くもないけど国内リーグも応援してやらんと!』
みたいな感じで呼びかけている人がたまにいますが、ちょっとそれはずれてるんじゃないか?と思います。

なでしこジャパンのプレーに胸を打たれたというのは結構なことですが、だからといってつまらないものに時間とお金をかける必要はないと思います。

そういう、ちょっと無理して応援しようぜということではなく
『なでしこリーグ自体が面白いし観に行く価値があるよ!』
と言いたいぜっていう記事です。

 

さて、僕がなでしこリーグのジェフユナイテッド市原・千葉レディースを応援し始めたのは今年の5月からですが、考えてみたところスタジアムに試合を観に行って応援する理由が11個ありましたのであげていきますね。

1.女子サッカー特有の競技性があるから

こちらでなでしこリーグを観たい度というアンケート結果が発表されています。

なでしこジャパンが優勝した2011年のドイツワールドカップ閉幕直後のアンケートのようですが、回答として多いのが

『女子サッカーのレベルはどうしても男子にかなわないので魅力を感じない。レベルの高いサッカーを見たい』

というものです。コートやゴールを小さくしてはどうか?という意見もありますね。(FIFAは多分認めないんじゃないでしょうか)

確かに女子サッカーは男子には絶対にかないません。なでしこジャパンは男子高校生とよく練習試合をしていますが、勝ったり負けたりです。身体能力で追いつけないのは仕方がないことです。

ですが、それがイコールつまらない、ということにはなりません。

キック力が弱い、スピードが遅い、それゆえに発生する広大なスペース。そのスペースを有効活用するための戦術、戦略が必要なのが女子サッカーです。攻め込まれて大きくクリアしたくてもどうしてもキック力が足りず、陣地をなかなか回復できません。『ではどうしたらいいのか?』答えはなでしこジャパンに抱いているイメージと同じような『細かいパスサッカー』というやつです。(注:厳密に言うと違う戦術を使うチームは多いですが、傾向として)

長いボールを蹴るのが難しければ短いパスをつなぐしかない。不自由の中で新しいものを生み出そうとする価値観が存在すると思います。

男子サッカーと女子サッカーは同じサッカーでも全く違うもので、どの部分に注目するか?で面白いと思うかどうかが大きく変わるのではないでしょうか。

もちろん純粋に強くて速くてうまい方が良いに決まってるという人は大勢いるでしょうが、僕の場合そもそもJ2のチームを応援しているような人間です。レベルは高い方が嬉しいですが、そこまで重きを置いていないので気になりません。

それにテクニックという面では、実際スタジアムに行って目の前でボールを操っているのを見るとやはり上手いなあ……と感じます。男女関係なく。レベル差というのもそんなに気にならない人は多いのではないかな、と思いますよ。

 

ということで、一番『なでしこリーグを観に行かない理由』になりそうな部分『サッカーのレベル』についての話でした。

 

2.プレースピードが遅いというのは必ずしも短所ではないから

1.と関連してですが、なでしこリーグの観客席を見るとお年寄りが多いです。

実際の観戦者データでも、Jリーグに比べて平均年齢が高い。そして、サッカーのプレー経験者の割合も低い。

『女子サッカーは男子サッカーに比べてプレースピードが遅い』というのは、『競技的魅力に欠ける』とも言えますが、『展開を把握しやすい』『じっくり見ることができる』という側面もあるのかな、と思います。

(お年寄りがみんなプレースピードについていけないという趣旨ではございません)

 

3.フェアプレーが浸透しているから

『ファールや審判への異議が多いのは見苦しい』
という意見はサッカー自体があまり好きではない人の理由としてよくあげられるように思います。

なでしこジャパンの試合でもよく話題になりましたが、男子サッカーに比べて女子サッカーは審判を取り囲んで異議を申し立てるシーンが驚くほど少ないです。

ファール数にしても、Jリーグやドイツ、スペイン、イタリアなど海外リーグの一試合平均ファール数は一チームにつき13~15というところなのですが、なでしこジャパンのカナダワールドカップ一試合平均ファール数は6.4でした。半分以下ですね。

女子サッカーの境遇、歴史ゆえなのかはわかりませんが、なでしこリーグでは清々しいフェアプレーを見られる割合がとても高いです。

 

4.選手との距離が近いから

こちらはジェフレディースの山根選手、菅澤選手が試合後のサイン会を行っている様子です。この試合二人は90分間フル出場しましたが、笑顔を絶やすことなく観客百人にサインを書いていました。

はじめてのジェフレディース観戦記
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二度目のジェフレディース観戦記
なでしこリーグ第8節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース対ASエルフェン埼玉試合開始まで5月10日、JR京葉線新習志野駅。ジェフレディースの試合を見るために降り立った。初めて来る駅だ。 例によって駅には全員…
ジェフレディースの観戦記にも書きましたが、試合後、出場した選手もベンチ外の選手もその辺りをうろうろしています。

観客と普通に話し、サインを書いたり写真を撮ったり……もちろん節度は必要だと思いますが、これだけ観客と距離が近いというのは大きな魅力ではないでしょうか。

 

5.観客席の牧歌的ムードが好きだから

Jリーグに比べて観客数が少ないということもあり、客席も非常におおらかなムードです。麦わら帽子をかぶったおじいちゃんが孫の活躍を祈るような目で試合を見ている、というよう感じ。

子供がその辺りを走り回っているような風景もよく見ますし、応援歌や選手名コールも、なんというか、『俺たちが絶対勝たせるんだ!』的な応援ではなく、もっと純粋な応援に聞こえます。

みんな勝ちたくないわけではないと思いますが、勝利至上主義なわけではないというのが大きいのでしょう。

何より素晴らしいと思うのが、試合後に必ず行われるサポーター同士のエール交換です。J2以上のカテゴリではあまり見られない光景ですが、とてもスポーツマンシップを感じるので今後もずっと続けていって欲しいなと思います。

 

6.地元のチームを応援したいから

これは非常に単純。そのまんまです。

Jリーグに比べて観戦動機の割合としては少ないのですが、女子サッカーもチャレンジリーグまで含めると32チームありますし、地元に近いチームがあれば観に行ってみるのは悪くないと思います。

 

7.応援しているJリーグクラブの下部組織だから

これもそのまんまですね。僕はジェフユナイテッド市原・千葉のサポーターなので、レディースも応援しようと思ったということです。個人的にはこれが一番です。単純に。

ジェフ以外だと、浦和レッズ、アルビレックス新潟、ベガルタ仙台、東京ヴェルディ(女子チームは日テレ・ベレーザ)、長野パルセイロ、愛媛FC、横浜FC、セレッソ大阪がレディースの下部組織を持っているようです。

これらのクラブのサポーターは一度レディースチームも観戦してみてはいかがでしょうか。

 

8.トップチームの試合がないときに観戦したいから

7.に関連して。

トップチームの試合と日程的にかぶってしまった場合、基本的に僕はトップを観に行きます。

ですが、別日の場合は『ジェフを応援できる機会が増えた』という気持ちでレディースを観に行きます。
トップの代替品という意味ではなく、ジェフファミリーの一つとしてカテゴライズしているということです。

トップの試合の日は都合が悪いけど、その次の日のレディースの試合なら行ける!というようなシチュエーションもあるかと思いますし、どちらも応援するメリットとして考えてもいいと思います。

 

9.普段行かないスタジアムで試合を観戦できるから

ジェフのトップチームはホームの試合を全てフクダ電子アリーナで行います。
フクアリは素晴らしいスタジアムでなんら不満があるわけではないのですが、レディースが使用するゼットエーオリプリスタジアム(市原臨海競技場)はトップが以前使用していたスタジアムで、初めて観に行ったときは『Jリーグ開幕からの歴史をレディースが引き継いでいる……』、と感慨深くなりました。

もう一つのホームスタジアム、フロンティアサッカーフィールド(秋津サッカー場)はサムライブルー日本代表の合宿地としても使用される場所で、これまた『日本サッカーの歴史をレディースが……』と。

どのスタジアムにもそれぞれの良さがあり、トップの試合を観に行ったときにフクアリの新たな魅力に気付くということもありました。

いろいろなスタジアムを体験するのもまた楽しいものですよ。

 

10.観客一人当たりの重要性が高いから

ざっくり、ジェフレディースの観客動員数はトップチームの十分の一程度です。レディースが千人、トップが一万人。単純に考えて、観客が一人増えたときの増加率が十倍違います

あなたが応援の声を出せばスタジアムに響き渡りますし、ただ座っているだけでも収容率をバッチリ上昇させることになります。

『自分の応援がチームの力になる』というのは観戦の大きな魅力だと思います。
大勢の中で一人が頑張っても意味がないということでは全くないですが、観客が決して多くないなでしこリーグでは、観客が一人増えることの意味はとても大きいと思います。

 

11.代表選手を見たいから

あえて最後にこの項目を持ってきました。

いわゆる『海外組』と呼ばれる国外リーグでプレーする選手はカナダワールドカップメンバー二十三人の中に六人しかいませんでした。残り十七人の代表選手は普段なでしこリーグでプレーしています。

なので『少し足を伸ばせば代表選手が見られる』という割合はJリーグとそう変わらないのではないか?と思います。やはり代表選手というのは特別な存在なので一見さんにとっても魅力的ですし、実際に周りより一段階上だなあと感じるプレーをしています。

 

手前味噌ですが、187センチという日本の女子サッカー選手としては規格外の身長を誇るGK山根恵里奈と、2014年シーズン得点王、2015年シーズンも現時点で得点ランキング一位のFW菅澤優衣香という二人の選手を擁するジェフレディースはそれだけでも非常に魅力的なチームだなあ……と思います笑

もちろん他の選手たちも魅力的ですが、一番後ろにいて一番(というか圧倒的に)大きいGK一番前にいて一番点を取るFWがいるということで非常にわかりやすいんですね。

もし関東近辺に在住の方でなでしこリーグに興味が湧いた、観に行ってもいいかな、という方はぜひジェフレディースを選んでいただければな……と!笑

(トップチームではなかなかフル代表選手が出そうになくて、期待してた選手が移籍したチームで大活躍してフル代表に選出されるなんてパターンもあるのです!でもレディースには代表選手いるのです!素晴らしいことなのです!)

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あ、最後になってしまいましたがチケット代も安いです。1000円っていうチームが多いです。映画見るかなでしこリーグ見るかっていう気軽な感じで大丈夫ですので、一度観戦してみてはいかがでしょうか?

Jリーグが好きなあなたも、Jリーグは好きではないあなたも、もしかしたらなでしこリーグにハマるかもしれませんよ!

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コメント

  • なるほど。私も同じです。応援するチームは浦和ですが。

    by 匿名 €2015年12月12日 22時24分

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