2017/02/24

前々から僕は思っていました。
ジェフのツイッター適当すぎるだろ!と。
まずツイート数ですが、2014年6月14日に最初のツイートをしてからおよそ11ヶ月。1日2ツイートいかないペースです。
とりあえずの印象として、少ない。普通に生活している一般市民だってもっとツイートしてるんですから、クラブ運営をしていればネタなんて山ほどあるはず。
そしてフォロワー数。有志が作成したジェフ関連ニュース配信botアカウントのフォロワー数を公式が最近ようやく追い抜いたところ。
一番適当だなと思うのはプロフィール文。『サッカーJリーグのチームです』これのみ。14文字。少ない。
こんなんだったら何も書いていないほうがマシです。
このアカウントがJリーグのチームであることを知っている人にとっては意味がなく、Jリーグのチームであることを知らない人にとっては情報が足りなさすぎる。
……とはいえ、他のJリーグクラブもこういう感じなのかもしれません。ジェフが特別ショボいわけではないことを祈りつつ、各クラブのアカウントを調べてみます。
Tassiy’s BlogさんのJクラブのtwitter利用状況について調べてみたという記事で
2015年2月時点でのフォロワー数、ツイート数がまとめられていますので、そこから3ヶ月でそれぞれの数字がどのように伸びているかと、ホームでの観客動員数との比率を表にしました。(協力:まぼさん)
それぞれの数字について見ていきます。
・ツイート数 開始時期にもよるのですが、多い=ツイッターに力を入れているということでいいかと。
・期間ツイ数 この3ヶ月でいくつツイートしたかの数。中の人が換わったりすると一気にペースが変わる。
・ホーム平均 2014シーズンリーグ戦、ホームでの平均観客動員数。
・フォロワー数 フォロワーの数。botにフォローされやすいアカウントもあると思うけど数は力。
・増加数、増加率 3ヶ月でどれだけフォロワーが増えたか。若いアカウントほど増えやすい。
・動員/フォロワー ホーム平均÷フォロワー数。この数字が興味深いので後述。
・ツイ数/フォロワー ツイート数÷フォロワー数。これも後述。
・ツイ数/増加数 期間ツイ数÷フォロワー増加数。後述。
まずジェフの数字の特徴としては、比較的若いアカウント故にフォロワー増加率128%とまあまあ高いことです。(フォロワー増加数は1664で平凡)
最近までジェフ公式ホームページからツイッターアカウントへのリンクが貼られていなかったというやる気のなさの割にはフォロワーが増えているなという印象です。
増加率増加数でいうと鹿島が圧倒的ですね。
鹿島の選手はSNSをするには非常に厳しい講習が必要らしくツイッターをやっている選手もほとんどいないのですが、その分公式をフォローするということもあるんでしょうか?
ジェフアカウントの動員/フォロワーは123%。
100%を越えているということは動員数>フォロワー数なわけです。
この状態のアカウントはツイート数が少ない開設間もないアカウントばかりです。
今後時間の経過と共にだんだんパーセンテージは下がっていくと思われます。
で、動員数に比べてフォロワー数が多いということは、スタジアムに行っていないけどクラブに興味があるという人が多いということ。
遠方に住んでいるサポーターや、試合を見に行くほどではないけどクラブに興味がある層、更には他のクラブのサポーターといった人たちがたくさんフォローしているということになります。
この数字のパーセンテージが少なくなればなるほど、スタジアムにいないフォロワーが増えているということになりますので、ツイート内容も『スタジアムに来る人への情報提供』から『スタジアムにいない人も楽しめる』『興味がある程度のレベルの人にスタジアムに来てもらう』ものにシフトしなければいけないのではないかと思います。
この辺は川崎と東京Vのアカウントのやり方がそれぞれ面白いので今後の記事で詳しく分析します。
ジェフアカウントのツイ数/フォロワーは1564%。
ツイ数/増加数は985%。
どちらもぶっ飛んだ数字ですが、これもアカウントが若いのでこういう数字になります。
ツイ数/フォロワーはツイート数に対するフォロワーの数なので、ツイートによって効率的にフォロワーを獲得しているかという数字です。
ツイ数/増加数は最近3ヶ月に限った数字になります。
金沢はおそらくJ2昇格からの上位戦線に食い込んでいる効果でツイ数/フォロワーの数字に比べてツイ数/増加数が増えています。松本もJ1昇格効果だと思います。
新潟、清水、名古屋、磐田とかはちょっと謎です。調べておきます。北九州はスタジアム建設の話が出てるからかな?
ツイ数/増加数に関しては東京Vが74%という数字を出してます。J1、J2クラブアカウントの中で、ここ3ヶ月で1ツイートにつき1フォロワーを獲得できていないのは東京Vだけです。
東京Vはかなり異質なツイッターの使い方をしているのでじっくり調べたいです。
J3も含めるとこれまた東京のクラブ、町田が56%。フォロワー増加数はJ1>>J2>J3という感じなのでこの数字は致し方ないでしょうか。
しかし期間ツイ数が町田は1080、東京Vは1622と500以上の差があります。1日あたりにすると5ツイート以上の差になるので、東京Vのハードワークっぷりはかなりのものがあると思います。
他には大宮が町田と同じくらい、川崎が東京Vと同じくらいツイートしていますね。
全国消費者価値観調査によれば、18歳~24歳の世代は7割ほどがツイッターを利用しています。そしてJリーグによる2014年観戦者調査によると、Jリーグ全体の観客平均年齢は40、4歳。ジェフは41、7歳でちょっと平均より高いですが、クラブが顧客にしたい若者たちにアピール出来るツールを活用しない手はありません。
今後の記事では更に深くアカウントのツイート内容などを分析していきます。(続く)
あ、マスコットのアカウントは別枠で分析する予定です。あとそれぞれのクラブのサポーター有志が作ったbotとかも今後調べるかもしれません。