2017/02/24

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目次
なでしこリーグ第6節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース対岡山湯郷Belle
試合開始まで
5月2日。初夏のような暑さの中、僕はJR内房線五井駅に降り立った。
ゼットエーオリプリスタジアム(市原臨海競技場)で行われるジェフレディースの試合を観戦するためだ。
ジェフレディース所属の山根恵里奈と菅澤優衣香、それに相手チームの湯郷ベル所属の宮間あや選手、福元美穂選手という四人の代表選手を見れるチャンス。
間近に迫ったカナダでの女子ワールドカップに向けての予習の意味もあった。
蘇我駅の装飾とは比べ物にならないが、ジェフカラーで歓迎してくれる五井駅。
これだけでも十分気持ちが上がります。
全選手のサイン入りポスターも掲示されていた。
市原臨海には子供の頃一度だけ訪れたことがあったが、もはや記憶は彼方。ほぼ初めての場所だ。
タクシーを使うと1200円くらいかかるそうだ。親切。
駅からバスが出ているのでこちらを利用。
周囲の電柱はこれまたジェフカラー。
スタジアムに到着。飾りっ気はない。
幼い頃の記憶がほんのわずかだが蘇った気がする。
当日券を買って入場するとすでにピッチ内練習が始まっていた。
この日の観客数は785人。普段観戦しているフクアリでのトップチームの試合の十分の一程度だが、客席数自体が少ないためスカスカだとは全く思わなかった。
向こう側にはすぐ住宅地がある。遮るものがなく、空が大きい。すさまじい開放感。
トップチーム顔負けの綺麗な円陣ダッシュ!
試合開始
写真を撮るのを忘れて見入ってしまったので、試合中の写真は一枚もありません笑
テレビでなでしこジャパンの試合はチェックしていたけど、なでしこリーグの試合を現地で見ても同じ感想を持った。
- 男子に比べて当然パワー、スピードが劣る
- それゆえピッチ上に広大なスペースが発生する
- 時にそのスペースを利用し非常にダイナミックな展開が見られる
- とはいえ基本的にプレースピードは遅く、観戦初心者でも展開についていけないことは少ない気がする
……という感じ。
代表選手を中心に見ていたので
『山根の迫力すげー!!』
『菅澤のフィジカルつえー!!』
『宮間選手のフリーキックこえー!!』
『福元選手コーチングの声でけー!!』
小学生のような感想だけど、これが本音!
ピッチの外にも、普段見ているJリーグの試合とはずいぶん違う部分がある。
『次、誰のコールいくよ?』なんてことを普通に話しながら応援するのはその一つだ。
人数が少ないからこそできるスタイル。これも嫌いじゃない。
絶対勝つぞ!と必死に行う応援も楽しいものだけど、みんなで和気あいあいと応援するのも別の楽しさがある!
試合は鴨川実歩と櫻本尚子のゴールにより2-0でジェフレディースの勝利。
勝利のでんぐり返し&ラインダンスも見れて大満足。やはり勝つのは嬉しい。
試合後
なでしこリーグでは基本的に試合後のエール交換がある。
勝ち負け関係なく、お互いに健闘を称えあおうという気持ちが僕は好きだ。これも人数が多くなるほど難しくなっていくのかもしれない。
さて、この後が一番僕がびっくりしたシーン。
今試合を終えたばかりの選手が観客席に入ってきて、普通に喋ってる!
なでしこリーグに慣れている人は『普通だよ?』と言うかもしれないが、僕にとっては衝撃的だった。
ベンチ外の選手ならともかく、90分出場した選手はクールダウンに専念してささっと帰るものだとばかり思っていた。
ピッチ脇でクールダウンしながら観客と話している選手も多い。
選手と観客の距離が本当に近い。これがなでしこリーグか……
さて、コンコースでサイン会が行われるということで、帰る前に並んでみた。
参加選手は西川彩華、瀬戸口梢、山根恵里奈、大矢円佳。
ジェフのトップチームの試合では、試合開始前にベンチ外の選手が二人でサイン会を行う。
なのでレディースでもベンチ外の選手が来るんだろうと思っていたら……なんと三人がフル出場した選手だ!
ほんっとーにビックリした。僕の前に並んでサインをもらっていた人たちはほとんど選手と顔見知りらしく、談笑しながらサインやメッセージを書いてもらっていた。これがなでしこリーグか……!
サインをいただいたフラッグ。
初めてのなでしこリーグ観戦は非常に衝撃的で、楽しいものだった。なでしこリーグは、Jリーグとは全く違う魅力に溢れている。
男子に比べてレベルが低い?知ってる選手がいなくてつまらない?観客が少なくて盛り上がらない?
それらは好みの問題で、僕にとっては大きな問題ではなかった。
レベルが高いサッカーを見たいならそもそもジェフを応援してはいないし、選手を知らないなら覚えればいいだけ。観客が多ければそれだけ盛り上がるだろうが、この人数ならではの良さを存分に感じることができた。
ジェフの場合、トップチーム、レディースチーム、それにユースチームも持っている。
『ジェフユナイテッド』という名前は伊達じゃない。全部ジェフなのだ。日本語にするととたんにダサくなるが、みんなでジェフ連合だ。
応援する対象が増えれば、それだけ試合を見に行く選択肢も増える。
試合の時間がかぶらなければ行ける試合が増える。ジェフを応援できる機会が増える。
僕の人生においての楽しい時間がまた増えた。
今後もトップチーム同様、ジェフレディースを応援していこうと思う!

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