2017/02/24

2015年の9月。フクダ電子アリーナにて、植草学園大学附属高等学校吹奏楽部のみなさんがジェフのチャント(応援歌)をアレンジして演奏してくれたことを覚えているサポーターは多かろうと思います。

彼女たちは2017年のキックオフフェスタでも素晴らしい演奏を披露してくれました。
演奏曲
Over
アメイジング・グレイス
あっこちゃん
オージェフユナイテッド
PRIDE
夢を乗せて
Let’s Go JEF
GO AHEAD
黄色の情熱
奴らのゴール揺らせ
1000のバイオリン
大脱走
オブラディ・オブラダ
で、今回の演奏が実現した裏で暗躍していたという方からのコンタクトがあり、お会いして話を聞いてきました。
- ジェフのサポーターであることを普段からアピールしていた結果、生徒たちや顧問の先生もジェフに興味を持ってくれるようになった。
- 2015年は、吹奏楽部がペリエのイベントで演奏させてもらっていた縁でペリエマッチデーに演奏させてもらったが、今回はクラブからのオファー。
- 吹奏楽部の普段の演奏では、観客は静かに聞き入るのが普通。2015年に演奏したときにジェフサポーターの手拍子や歓声の大きさに感動したようで、生徒のほうから「今年は演奏させてもらえないのか?」と聞かれるくらい。
- 学校にメールやFAXで感動した旨を伝えてくれると、生徒の励みになる。(この時期の学校は入試などで忙しいので、感想は電話ではなくメールやFAXで伝えた方がいい)
- 演奏した曲順にもメッセージが込もっている。
ジェフサポーターの方はおわかりかと思いますが、当日の演奏曲はジェフの試合を模したものになっていました。蘇我駅の発車ベルとして使われている「Over」が1曲目になっていたのは秀逸で、電車でスタジアムに向かう人は全員このメロディを聴いているはずです。そして試合が始まるときに歌う「アメイジング・グレイス」「あっこちゃん」、試合中に使われるチャントが続き、最後の4曲は圧巻でした。
「奴らのゴール揺らせ」は、得点が欲しい場面やコーナーキック、相手ゴール前でのフリーキックのようなチャンスシーンに歌うチャント。「1000のバイオリン」は、先日飛行機事故で亡くなったケンペス選手がジェフに所属していたときのチャント。「大脱走」はジェフの勝利がほぼ決まった試合終了直前に歌うチャント。「オブラディ・オブラダ」はジェフが勝利したあとに歌うチャント。
つまり、ケンペスのゴールでジェフが勝利したというストーリーになっていたわけです。説明があったわけではありませんが、ケンペスを知るジェフサポーターはそれがわかったと思います。演奏後には「泣いた」というツイートも数多くありましたし、実際、僕自身も少し涙ぐんでしまいました。本当に素晴らしい時間だったと思います。
裏で暗躍していた方とは結構長い時間お話させてもらったのですが、書けない話が多すぎて披露できるエピソードはこのくらいになってしまいました。学校っていうのは難しい組織だぜ……
演奏の素晴らしさはもちろんですが、こういった素敵な縁が繋がっていった結果実現した演奏であるということもまた素晴らしいことだなあと思いました。また来年もっつーか毎年演奏しにきてほしいです。
追記 吹奏楽部顧問 宮崎先生からのメッセージ
裏で暗躍していた方を通じ、ジェフサポーターへメッセージをいただきました。
「2年前も、そして今回も、私たちの未熟な演奏に対して身に余るお言葉をいただき、本当に有り難うございます。 生徒達は、いぬゆなさんをはじめ、サポーターの皆様方の暖かい声援と拍手に感動し、大きな達成感と充実感、そして演奏する喜びを味わう事ができています。本当に感謝致します。
我々は、サッカーに対しては素人ですが、ジェフに対しては、親しみと愛着、そして深い憧憬の思いがあります。今後も、ぜひ皆さんの前で(出来れば、2年前のように試合前のフクアリで)演奏したいと考えています。私たちの拙い演奏が、少しでもサポーターの皆さん、そしてジェフの選手の皆さんの力になれば幸甚です。」